2024年11月10日更新第99回関東大学バスケットボールリーグ戦順位表

順位チーム
1日本体育大学193
2白鷗大学184
3東海大学175
4日本大学166
5大東文化大学148
6専修大学1210
7神奈川大学1111
8筑波大学715
9中央大学616
10明治大学616
11拓殖大学517
12山梨学院大学121
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硬式野球

平成28年度東都大学野球秋季1部リーグ戦・専大2回戦

9月29日(木)神宮球場

○東洋大2-0専大

(イニングスコア)

2回戦










専 大










東洋大








×


(東洋大)

石倉、山田、中田、○山下(1勝)-西川元

三塁打:中川(五回)


・打撃成績

打順                    
守備
名前




(二)
阿部健(営4=帝京)




(右)
安西(営4=聖光学院)




(指)
中川(法2=PL学園)




(中)
笹川(営4=浦和学院)




(三)
田中将也(営3=帝京)




(一)
鳥居(営4=愛工大名電)




(遊)
津田(総1=浦和学院)




(左)
茶谷(営4=東北)





竹原(法2=二松学舎大附)





西村(営4=広陵)




(捕)
西川元(営3=浦和学院)







29



・投球成績

名前


球数

四死球


石倉(営4=帝京)
31/3
13
66




山田(総1=桐生第一)
12/3

31




中田(営2=大宮東)2/3

10




○山下(営1=東邦)
31/3
13
47





・順位表

※9月30日(木)現在

順位大学名東洋大日 大亜 大国学大中 大専 大勝率勝ち点
東洋大 *

○○○○1.000
日 大
 *
○○
1.000
亜 大
 *
●○●○○.500
国学大

 *
○●○
.500
中 大●●●●○●○
 *
.286
専 大●●
●●●○●
 *.143

※国学大との2回戦は未消化試合となっています。代替試合日が未定のため、決定次第、連盟から公式に発表されます。


中川の一振りで試合の均衡が破れた


中継プレーがもたつく間に一気に三塁を陥れた


山下は六回途中から登板し、今季初勝利を挙げた

 

 勝ち点のかかった2回戦に見事完封勝ちし、開幕から負けなしの5連勝。五回に中川(法2=PL学園)が連日の決勝打となる2点適時打放ち、その得点を4投手のリレーで守り切った。好投が続く投手陣は、六回途中から好救援した山下(営1=東邦)に嬉しい今季初白星がついた。

 

 目の覚めるような一打だった。四回まで毎回走者を出しながら無得点。五回1死一、三塁。この試合3度目となる、得点圏に走者を置いた場面で打席に向かったのは中川だった。「前の打席がストレート勝負だったので変化球で来ると思っていた」と追い込まれてからの5球目、外よりベルト付近の高さに入ってきた甘いスライダーを逃さなかった。冷静な判断で読み勝ち。迷わずバットを出し、放たれた打球は左中間を真っ二つ。二人の走者を還す2点適時三塁打となった。

 初回、1死二塁の好機では三振に倒れた。「ストレートがシュート回転するのが頭になかった」と予想外の球質に惑わされ、思うような打撃ができなかった。後続も打てず先制機を逃すと、それ以降走者を出すもののあと一本が出ない。四回には相手に先制を許しそうなピンチもあったが、今季初登板の1年生・山田(総1=桐生第一)が完璧な投球で乗り切った。そうして全員で耐えて、つないで作った好機に最高の結果で応え、ようやく復調の気配が見えてきた。前日の試合で決勝の本塁打を放ち「気持ちが楽になった」と話した中川。続けて「何で打ててるんですかね、不思議な感じです」と口にしたときには自然と笑みがこぼれていた。

 好調の要因はもう一つある。中川が「すごい先輩です」と尊敬している、母校・PL学園の1学年上で、現在は社会人野球の東京ガスでプレーする中山悠輝さんからのアドバイスだ。中川は昨年、全試合に出場し不動の3番として出場を続け好成績を残したが、今春は一転‶チャンスメイク〟も‶勝負強い打撃〟もできていなかった。そこで、自身の打撃の悩みを打ち明けると‶体の使い方〟についてアドバイスを受けた。中川本人は「体の使い方を教えてもらっただけです」と話すも、それを実践し始めてから「以前よりも打球の上がり方が変わってきた」という。前日の本塁打、この試合の三塁打と角度がつかなければ打てない打球だ。尊敬する先輩の的確な一言が、中川の復調に結びついた。

 チームは開幕5連勝で首位を快走する。2週間後には中川も「これからは亜細亜戦のためにしっかり準備することが課題」と話すように、全選手が特別な思いを抱いている亜大との戦いが待ち受ける。今春唯一勝ち点を奪えず、連敗した相手。11季ぶりの優勝に向けた重要なカードだ。「監督さんには打てなくても我慢して使ってもらっている。なんとか結果で感謝の気持ちを見せたい」。そう意気込む中川に、3番打者の風格が戻ってきた。


■コメント

・高橋昭雄監督

 (試合の)出来は悪かったけど、みんなの執念が実ったのかな。中川はよかったですけど最初がね(一打席目は凡退)。山田はよく投げました。よく0点で抑えましたよ。ここまで負けないで来てるから、あともう一つというところかな。

・中川(法2=PL学園)

 (打ったのは)外角の真ん中に入ってきたスライダー。前の打席がストレート勝負だったので変化球で来ると思っていた。その読みが当たった。一発で仕留められてよかった。(初回の好機では凡退)ストレートがシュート回転するのが頭になかった。昨日のホームランで気持ちが楽になった。何で打ててるんですかね、不思議な感じです。(今カードは当たっているが)フォームを少し変えた。PLの先輩で東京ガスでプレーしていらっしゃる中山さんにも相談した。中山さんには体の使い方を教えていただいて、打球の上がり方が変わってきました。これからは亜細亜戦のためにしっかり準備することが課題。今は投打がかみ合っていて、勝てるという雰囲気がある。日頃の練習から笹川さんを中心に盛り上がり方や、一人一人の取り組み方がいい。監督さんには打てなくても我慢して使ってもらっている。なんとか結果で感謝の気持ちを見せたい。チームの状態がいいので、浮かれることなく一戦必勝でやるだけです。


TEXT=菅野晋太郎 PHOTO=菅野晋太郎、美馬蒔葉


※次戦は10月11日(火)亜大戦です。試合開始予定時刻は10:30、東洋大は一塁側、後攻です。