2024年11月10日更新第99回関東大学バスケットボールリーグ戦順位表

順位チーム
1日本体育大学193
2白鷗大学184
3東海大学175
4日本大学166
5大東文化大学148
6専修大学1210
7神奈川大学1111
8筑波大学715
9中央大学616
10明治大学616
11拓殖大学517
12山梨学院大学121
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アメフト

平成30年度関東学生アメフト秋季リーグ戦

10月20日(土)アミノバイタルフィールド

◯東洋大33-3明学大

0|1Q|0

13|2Q|3

20|3Q|0

0|4Q|0


QB川島はTDを2回決める活躍


WR田松主将(右)のTDが勢いに乗るきっかけとなった


インターセプトを決めたCB天野(中央)


試合後には笑顔がこぼれた


1部昇格へ、望みをつないだ。関東学生アメフト秋季リーグ戦(以下、リーグ戦)4試合目で対したのは、ここまで負けなしの明学大。先制点を奪われるもその後5本のダッチダウン(以下、TD)を決め、30点差をつけて快勝した。



 試合が動いたのは第2Q。開始から10分、自陣30ヤード地点からフィールドゴール(以下、FG)を決められ、先制を許す。しかしわずか数分後、パスを受け取ったWR田松主将(ラ4=秋田南)が約80ヤードの独走でTDを決め、すぐさま逆転に成功。「きっかけ1つさえあればいい勢いに乗れることは痛感していた」と主将が振り返ったように、ここから勢いが止まらなかった。その後もシリーズを重ねると、QB宮崎(ラ2=明治学院東村山)がそのまま走ってTD。その後のFGは不成功に終わったものの、10点差をつけて第3Qへ。


 第3Q開始から11分、今度はWR大西(国4=関東国際)が、約75ヤードの爆走でTD。トライフォーポイント(TFP)で2点入るTDを狙うもこれは決まらず。しかし19-3と相手を圧倒していく。そしてQB川島(ラ4=岡山城東)がパスと見せかけてそのまま走り、TD。7点を追加するが、これだけで終わらない。第3Q終了まで残り6秒のところからQB川島が自ら走って再びTDを決める。



 30点差をつけて迎えた第4Q。WR茂木(法1=埼玉栄)がパスを受け取ってランを見せ好機を作ったり、LB高尾(社1=都立富士)がインターセプトを決めたりと、下級生の活躍も光る。ディフェンス陣は、ボールキャリアーに迫って相手のパスミスを誘ったり、幾度も好タックルを見せた。WR大西が「木村が頑張ってくれた」と話すようにDT木村(ラ3=千葉北)も、相手QBをつかまえて攻撃の芽を摘むシーンが見られた。そして試合終了まで約2分、CB天野(ラ2=県立柏)が自陣26ヤード地点でインターセプトを決め、約60ヤードの疾走を見せた。CB天野はこの日2度目のインターセプトで「今年はやり返すことができた」と、去年の明学大戦の悔しさを晴らし、笑顔を見せた。




 前年度リーグ戦1位という強敵・明学大への勝利。試合後、選手たちからは笑顔がこぼれた。しかし「残りの試合は負けることができない。崖っぷちの状況なのは変わらない」とWR田松主将は気を引き締める。この大金星をおごることなく、次戦も「チャレンジャーの気持ち」(天野)で勝ちを狙う。



◼️コメント

・WR田松 (ラ4=秋田南)

自分たちのチームは雰囲気によってプレーの質が変わる。何かきっかけ1つさえあればいい勢いに乗れることは痛感していた。自分もきっかけ作ればと思っていたので、序盤にタッチダウンを決めてきっかけになることができてよかった。試合の中で声をかけあって雰囲気を大事にすることを意識した。どうしてもミスは必ず出てしまうのでそういう時に落ち込まずにしっかり声をかけることが重要だと思う。自分はプレーでも盛り上げていきたい。前回は序盤いい流れだったが、押しきれずに負けてしまった。スタートでいかにいい流れを作るかが大事とずっと練習の中でも言っていた。今日の試合勝てたことで1部昇格になんとかつなげることができた。ただ残りの試合は負けることができない崖っぷちの状況なのは変わらないので、絶対に勝ちにいく。


・WR大西 (国4=関東国際)

試合の入り方を大事にした。前回の試合から2週間それを意識して練習してきた。今日の試合ははディフェンスが第1Qしっかり0点に抑えてくれたおかげで、オフェンスも流れに乗ることができたと思う。雰囲気はすごいよかった。今まで1、2戦目はいい流れで勢いに乗って勝つことができたが、逆に3戦目は全く流れを作れず負けてしまった。チームの雰囲気は本当に大事だと思う。今日はいい雰囲気で戦うことができたのでよかった。自分たちが自滅をしないということが第一の目標。そこはしっかりとできた。全勝するしか道はないのでしっかりがんばりたい。今日はDT木村が頑張ってくれた。木村を称えたいと思う。


・CB天野(ラ2=県立柏)

相手が強いというのは分かっていたのでチャレンジャーの気持ちで勝つことができて素直にうれしい。(インターセプトを2度決めて)去年自分はレシーバー(WR)だったんですけど去年の明学戦でパスを落としてしまって苦い思いをしたので、今年はCBでやり返すことができて良かった。(前の試合からどんな練習をしてきたか)やっぱり自分たちは常にチャレンジャーていう気持ちのチームなので相手の方が強いのでそれに向かっていく気持ちで練習していた。(明学大に勝てた要因は)気持ちですね。入りが良かった。(1部昇格も見えてきそうだが)ここで慢心したりせず、チャレンジャー精神を忘れずに突き進んでいこうと思う。(次戦に向けて)絶対勝ちます!


・WR茂木(法1=埼玉栄)

1年でまだあまりこういう活躍をしたことがなかったので、良かった。(前回の試合から明学大戦に向けて練習したことは)前の試合では1対1で負けるなどヒット負けしていたが、そこを練習した。今日はビックヒットができていた。次もビックヒットを狙って、あと3試合も絶対勝ちたい。(次戦に向けて)次の試合も活躍できるように頑張ります。



TEXT=川口朋珠   PHOTO=川口朋珠、松本菜光花